みなさんこんにちは！リビアンの下げが止まりませんね…
みなさんも売るべきかそれともホールドするべきか迷っている方もいるでしょう。
または、買おうとしている人もいるかもしれません。
今のリビアンの課題と将来性について考察していきます。
↓リビアンについての前の記事を読んでからだとよりわかりやすいと思います！リンクはこちら↓
【⚠︎その投資危険です⚠︎】今話題のリビアン株を購入してみた結果 | 令和の教科書 | 経済編 第10回
リビアンの現在(11/19時点)の株価
現在のリビアンの株価は123ドルとなっています。
最高値は179ドルとなっており、1日に15％程度の暴落が起きています。
その様子を見て、焦って売りに走った人や上がると信じてホールドしている人もいるでしょう。
なぜ投資家はリビアンに注目していたのか？
他にもEVの企業は多くあるのに対して、なぜ投資家はリビアンに注目していたのか疑問に思う方もいらっしゃると思います！
そんな方のために私なりにまとめてみました！
- リビアンは主力がSUVとピックアップトラック
- アマゾンやフォードの有名企業の出資を受けている
- 脱炭素化の影響による、燃料費の高騰
- SDGsへの動き
リビアンの主力製品って何？
まず、リビアンはSUVとピックアップトラックを主に製造しています。
テスラがセダンを主力にしていることを考えるとテスラと別のフィールドで売り出せることは大きなメリットです。
さらに、アメリカの車種別販売シェアは下記の通りになります。
SUV(47%),セダン(22%),ピックアップトラック(17%)
この割合を見てもわかるように、アメリカでのシェアはセダンよりもSUVの方が多いのです。
この二つを主力としているリビアンに注目がいくのはある意味当然と言えます。
さらに、有名企業の出資やSDGsの後押しによりここまで株価が押し上げられてしまったと考えられますね。
リビアンの課題
実際に株価が下がっている理由って何？って思った方もいるでしょう！
それにはいくつかの理由が考えられます。
- まだ売り上げ実績がないこと
- 大手EV企業テスラが半導体不足で減産していること
- アメリカ国外に工場がないこと
大きく分けてこの３つだと思います。
リビアンの経営問題
まず、リビアンには売り上げの実績がないのです。需要が増え、生産量を拡大していくにあたって最初は赤字経営は免れないでしょう。
現に2019年と2020年の純損失はそれぞれ4億2600万ドルと10億ドルでした。
リビアンは、今年の上半期に10億ドル近くの損失を報告しました。
まだまだ赤字経営が続くことを考えると、仕方がないことだとはいえ不安にはなりますよね…
さらにさらに悲しいニュースです…
10月22日に、9月30日に終了した第3四半期の暫定結果を発表しました。
四半期ごとに、最大12億8000万ドルの記録的な純損失を計上する予定です。
これをみると不安が募りますよね…
世界的な半導体不足
トヨタやテスラも同じく半導体不足の影響を受け、減産を発表しています。
半導体会社も利益率の低いEV企業に売るよりも、パソコンや携帯の部品として半導体を売る方が利益率が高いので、EVへ回ってくるのは後手になってしまっているのが現状です。
さらに、半導体不足は今後も続いていく見込みです。
しばらくEV企業は上値の厳しい展開が続くと思います。
工場の課題
また、最大のEV市場は中国を拠点としており、リビアンはまだアメリカ国外に製造工場を持っていません。
リビアンの拡大に対する中国政府の反応は大きな影響を与えると考えられます。
例えば、「アメリカのEV企業の工場を全て停止させろ！」と言われた場合はもうどうしようもないです。
まあ流石にここまではないと思いますが、アメリカ企業の参入を防ごうとする動きはありそうです。
こういった工場の拡大に対する課題は今後も注目していく必要がありそうですね。
リビアン株は買いか？
リビアンが何らかの実績を持つまで、一旦待ちの姿勢が好ましいと思います。
ただ、課題は多くみられるものの主力製品や資金調達の面においては成功していると思います。
今後株価が安定してくることを見据えて、一旦市場の動きを見るべきでしょう。
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