拡がる貧富の差
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、世界の富裕層と貧困層の格差が広がりました。
世界の上位1%の超富裕層の資産は2021年、世界全体の個人資産の37.8%を占め、下位50%の資産は全体の2%となっています。
ここからもわかるように、世界の資産はほんと一握りの富裕層が独占していることがわかります。
ではなぜこのように貧富の差が拡大してしまったのかを解説していきます。
貧乏なのは自分のせい
貧乏人は政治や社会を責めます。コロナウイルスのせいで職を失った人も少なくないでしょう。
そんな中で一部の富裕層が富の大半を占めていることを知ると、貧乏人はこぞって批判します。
しかし、富裕層を責めたところで現状は変わりません。
資本主義というものはそもそも格差を拡大するようにデザインされているので、格差が拡大していくことは自明の利なのです。
なぜここまで富の格差が拡大してしまったかというと、労働者の賃金の上昇率と比較して、資本家の投資の利回りが大きいことが要因だと考えられます。
投資の利回りは元本が大きければ大きいほど、複利の効果によって加速度的に増えていきますから貧富の差は広がっていきます。
ここで意見として上がるのが、富の再分配になります。現在岸田総理もあげている富裕層の持っている資産を貧乏人に再分配し、経済を回していくということです。
しかし、これをしてしまうと他人より頑張っても豊かになれないので、競争力が落ちてしまいます。
競争力が落ちると経済の悪化につながるので、結果賃金が下がり全体的に貧しくなっていきます。
こういったことを考えると、資本主義社会は経済の成長という観点では、ベストだと言えるでしょう。
また、これが岸田総理が経済オンチと批判されている理由の一つです。
貧乏人にならない方法
ではどうやったら富裕層になれるのか?考えた時に、最も効率的なのは富裕層がやっていることを真似すればいいのです。
それは株式などの資産の購入です。
お金持ちが株を買うのではなく、株を買うと資産が増えるので、結果的にお金持ちは株を保有しているのです。
しかし、多くの人は株式を買わずに貯金をします。特に日本人はそれは顕著に表れています。
それは率直にいうと、複利の意味を理解できないからにほかなりません。
そして、富裕層が株式の恩恵を享受し始めると、貧乏人が株式投資は悪だとこぞって批判し出します。
しかし、株式もリスクがあり、そのリスクを背負って投資をしているわけですから、リスクを取らない貧乏人たちが批判することはおかしいと思います。
まとめ
これからも貧富の差は拡大していくでしょう。
あなたが貧乏人のままなのか、富裕層になれるのかはあなたの行動次第です。
富裕層を批判する悲しい人にはならないようにしましょう。
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