ウォーレンバフェットは2022年のバークシャーハサウェイの会見を3年ぶりに対面で行いました。
このバークシャーハサウェイの会見はバフェットが自分自身の考えを話す場となっており、多くの人が投資の神様であるバフェットの投資についての考え方を知るために参加します。
今回の会見では特にインフレについてバフェットは自分の考え方を述べています。
本記事ではバフェットが語った現在のインフレに対する考え方について解説していきます。
- バフェットが現在のインフレに対して思うこと
- インフレへの対応策
- バフェットの投資への考え方
バークシャーハサウェイが株を大きく買い増し

バフェットは1Qに約400億ドルも株式保有を増やしていたことが明らかになりました。
日本円で約5兆2000億円にもなり、昨年度と比較しても多くの株式を買い増していることは明らかです。
現在出ている情報だけでも「Activision」、「HP」、「シェブロン」、「オキシデンタルペトロニアム」など多くの株式を買い増していることがわかります。
なぜインフレ懸念が高まる中で、ここまで積極的に買い増しているのか?その理由をバフェットは語っています。
バフェットはインフレについてどう考えているのか?

バフェットは会見でインフレについて自身の考えを述べました。
インフレについてどう思っているのか?
バフェットは「インフレは全ての人を騙す。マットレスにお金を隠している人も騙してしまう」と述べ、全ての人がインフレから逃れる方法はないと説明しました。
さらにインフレはいつまでつづくのか?どこまで進むのか?といったことは誰にも想像できないと述べています。
インフレに対応するにはどうするべきか?
ではインフレにどう対応すべきなのか?といった質問にはこう述べています。
「自分自身で稼ぐ力を身につけることが大事である」
やはり、インフレが進んでいる状況下では資金を持っていてもドルの価値が希薄化すれば、自分自身の資金価値も希薄化してしまいます。
だからこそ、自分自身の価値を高める必要があると説明しました。
自信がインフレに強い力があれば、インフレには困らないだろうと述べました。
インフレ状況下で何に投資をすべきか?
ではこのことを踏まえて、インフレ時に何に投資をすべきかというとインフレに強い企業になります。
一般的にインフレに強い企業は石油や食品、生活必需品になります。インフレ禍でも人々の需要がなくならない、そういった企業が今 後は重要だということです。
バフェットがなぜ石油などの企業を買い増しているのかが、よく理解できますね。
インフレがいつ終わるかは誰にも予想できない。インフレに最も強い力は「自分自身で稼ぐ力」である。
バフェットはいつを買い時だと考えるか?

バフェットはインフレと並列して買いタイミングについてこう述べています。
「経済状況を考慮して売買を行ったことはない」
バフェットはインフレなどの経済状況を考えて売買は行っていないのです。
バフェットは買い時において失敗をしている
バフェットは「自分たちはタイミングを図るのに長けていない」といっています。
コロナショックを引き合いに出し、コロナショック時に買い向かえずベストのタイミングを逃していたことを明言しました。
やはりバフェットにとっても買い時を正確に当てることは難しいということです。
バフェットは企業を見る力がある
バフェットには企業を分析する力があります。
それは短い期間で爆発的に伸びていくいわゆるテンバガーの企業ではありません。
バフェットは将来的に成長していく企業に投資をするという判断に長けているのです。
Appleに投資をした時も、最高値を更新しており、誰もが高すぎると感じていました。
しかし、そこからAppleは成長していき、時価総額No.1の企業へと変貌していったのです。
このように、バフェットは短い期間での成長タイミングを図ることは苦手としていますが、10年後、20年後まで残る企業を見つけるのは得意と言えるでしょう。
適正価格より下回っているのなら買うべき
ではpいつ買うべきなのか?」というと「いつでもいい」ということになります。
バフェットは「インフレがいつ終わるのか?」や「アメリカ経済が不況入りする」ということは誰にもわからないといっています。
そうであるならば、今あなたがするべきことは企業が成長力、将来性から見た時に適正かどうかだけです。
適正か、もしくは下回っているのであれば購入すればいいし、まだ割高と思うのであれば待てばいいのです。
あなたに今必要なのは、「企業の本当の価値を見る力」です。
市場の動向を読もうとするのではなく、企業の価値を見て投資判断をしていきましょう。
バフェットは経済動向は気にしない。なぜなら経済動向を正確に測れないからである。
投資家が知ることができるのは、「企業の本当の価値である」。そうであるのならば、インフレを過度に気にするのは無駄であり、今すべきなのは企業の価格が「本当の価値」に合っているのかだけである。
まとめ
バフェットはコロナショック以降株式の購入をピタリとやめていました。
それは企業の価値よりも株価が割高だったためです。
今バフェットが積極的に買い向かっていることを考えると、企業の価値よりも株価が下がってきているのかもしれません。
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