あなたは今積立投資をしていますか?
「積立投資がいいといわれてるけど、一括投資の方が利益が得られそう…」と思う方も少なくないでしょう。
では本当に積立投資が最適解なのかについて解説していきます。
積立投資が人気の理由
最近は積立投資が主流の投資手法となっています。
しかし、一括で投資した時と積立投資ならどっちがいいのかと考えたことはありませんか?
今回は積立と一括についてどちらが得なのかについて考えていきます。
一括投資と積立投資とは?
そもそも一括投資と積立投資の違いは名前の通り、一括で購入するか毎月積み立てて投資をするかにあります。
一括投資とは
一括投資とは「1000万円を一度に購入する」といったように、まとまって資金を一度に入れることです。
手元に資金があることが前提にはなりますが、個別株を運用している方は毎月というより一括投資の方が多い印象です。
積立投資とは
次に積立投資ですが、これは毎月定額でインデックスファンドなどを購入していく手法です。
こちらは特につみたてNISAをやっている方が多く採用している手法であり、毎月定額で買うことが多いです。
積立投資が勧められる理由
そもそもなぜ積立投資が勧められるのかというと、ほとんどの人が積立投資しかできないからです。
手元に1000万円あって投資を始めたいという人でも、サラリーマンである限り毎月一定額の収入が入ります。
毎月一定額の収入があるということは、毎月一定額投資積立するのに向いているのです。
つまり、サラリーマンは積立投資と相性がいいというわけです。
一括投資と積立投資はどっちがいいのか?
では実際に一括投資と積立投資で比較した時にどちらがいいのか?ということ説明していきます。
一括投資のメリット
一括投資の主なメリットは下記の3つです。
右肩上がりの相場では一括投資が有利
単純に右肩上がりの相場が続くのであれば、一括投資の方がもちろん結果が良くなります。
それは、右肩上がりの相場では「購入時点が最安値」であることが成り立つからです。
積立投資の場合は相場が右肩上がりの成長が期待できる場合、購入を先送りにしていくことは単なる機会損失に他なりません。
投資元本が増え、複利の力が大きくなる
次のメリットは一括投資の場合は複利の力を最大限に活かせるということです。
もし手元に1000万円あった場合は、毎月5万円ずつ投資をすると1000万円を投資するのに16年以上かかります。
しかし、一括投資の場合は投資した時点で1000万円に複利の力が働くので、積立投資の時よりも大きく資産を伸ばすことができます。
つまり、手元に資金がある場合に積立投資をしてしまうと時間がかかり、右肩上がりの相場の場合では大きな機会損失になってしまうということです。
手数料が抑えられる
これは正直海外ETFなどを購入している人が得られるメリットにはなりますが、一括投資をすることで手数料が抑えられる場合があります。
商品を購入する際には買付手数料が発生します。しかし、買付手数料には上限があり、ある一定の金額を超えると手数料は変わらなくなります。
つまり、5万円の場合でも1000万円の場合でも手数料は変わらないというわけです。
さらに、5万円を毎月購入する際は毎回手数料がかかりますが、1000万円の場合は一回で済みます。
たかが手数料と思っていても、手数料はなんの利益も生まないコストには変わりありませんので減るに越したことはありません。
しかし、積立NISAで買えるインデックスファンドは買付手数料が無料なことが条件となりますので、過度に気にする必要はありません。
一括投資のデメリット
一括投資のデメリットは主に下記の二つです。
リスクの最大化
では一括投資のデメリットはリスクも同時に最大化されてしまうということです。
今までは右肩上がりの相場では一括投資の方がいいといってきましたが、実際には株価は上げ下げを繰り返しますし、暴落も経験します。
一括投資のタイミングを間違えてしまうと、10年間最高値を更新できないことや今後再高値更新はない可能性があります。
つまり、一括投資はタイミングが全てであり、仮に購入したタイミングが最高値であった場合は最悪でしかありません。
購入直後に上昇していくということもあり得ますが、購入直後に暴落することおもあります。
つまり、暴落時は大きくマイナスになるため、初心者の場合は売った方がいいのでは?と考え狼狽売りに走ることも少なくありません。
安値で買えない
もう一つのデメリットは「安値で買えない」ということです。
これを聞いて「さっきは安値で買えることがメリットって言ってなかった?」と思う方もいるでしょう。
例えば実際に暴落最中にここが安値だと思い、資金を大量投入したとしましょう。
しかし、その後も暴落し続けさらにそこから20%も下がったとしたら、あなたはきっとこう思います。
ここで買っておけばよかった…
そう。まさにそうなのです。
どこが底値かを正確に判断できる人がいない以上、どこかのタイミングで一括投資をしてしまうと、本当のそこで買え得なくなってしまうということです。
私はそれはもう仕方のないことだとして、ある程度の安値で購入できれば儲けもんと考えるがいいと思っています。
積立投資のメリット
では今度は積立投資のメリットを見ていきましょう!
ドルコスト平均法を活用できる
やはり、1番のメリットはドルコスト平均法が使えることです。
ドルコスト平均法とは毎週、毎月一定額ずつ投資し続けることです。
すると、結果的に投資対象の金融商品が安いときには多く買い、高いときには少なく買うことになります 。
価格下落のリスクはメリットに、同時に価格上昇時のリスクに対しては高値づかみを防ぐ効果があります。
ドルコスト平均法は長期投資においてもっとも重要な投資戦略とも言われており、現在も多くの投資家が愛用している手法です。
右肩上がりの相場である必要ない
一括投資は投資した時の高値を超えられれば利益が出ますが、超えられなければ利益は出ません。
しかし、積立投資は投資を始めた時の高値を超えられなくても、利益が出せる場合があります。
結局、高い時には少ない口数を買い、安い時には多く買うことによって購入単価を小さくできるのです。
これにより、相場自体が高値を更新する必要はなく、毎月定額で積立をするだけで相場の変動にうまく投資ができるというわけです。
手元資金が少なくても問題ない
これは一括投資との対比にはなりますが、資金が少なくても始められるというのもメリットです。
サラリーマンが急に1000万円を用意して、投資に全額注ぎ込むことなど普通に考えてできません。
やはり、毎月少しづつ積立をすることで相場とうまく付き合っていけるのはメリットでしょう。
積立投資のデメリット
積立投資のデメリットをみていきましょう。
利益を得るまでに時間がかかる
積立投資は長期投資には向いていますが、短期的に利益を得たい人には向いていません。
やはり、投資元本が少ないので、福利の力が弱くなってしまいます。
短期で結果を出したいという人にはお勧めできない手法ということを覚えておきましょう。
一括投資よりも利益は狙えない
正直言って積立投資で億万長者を狙うのはかなり難しいです。
莫大な利益を得るためには、相応のリスクを背負わなければなりません。
さらに、投資においては資金力が全てということを忘れてはいけません。
積立投資で結果が出てくるのには、10年、20年という長い期間の中でのみ考えられるということを覚えておきましょう。
初心者には積立投資がおすすめ
結論を言うと初心者は積立投資をするのがいいです。
投資に慣れてない人が、一括投資をしても成功する可能性は決して高くありません。
もし億万長者になりたいのであれば、全ての資金を自分が思うタイミングで投資しても構いませんが、投資のことが気がかりで仕事に集中できないという事態にならないように気をつけてください。
相場を理解せずとも、毎月定額積み立てをするだけで利益期待できる積立投資から始めるべきでしょう。
私は個別株もやってはいますが、自分のコア資産はインデックスファンドです。
私がおすすめするファンド紹介している記事を乗せておきます。今後の参考にしてください。
まとめ
今回は一括投資と積立投資のメリットデメリットについて解説していきました。
やはり、投資に不慣れである人や相場を細かくチャックする時間がない人には積立投資をお勧めします。
今後の資産形成のためにも、投資を始めましょう!
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