みなさん元気ですか?
今日は久しぶりの金融編!
もう全然やらないから、このカテゴリは無くなったのかと思ったよ〜。
最近著者が読書に夢中になってしまい、ブログの存在を忘れかけt…
これからもどんどん更新していくぞ!
こいつ絶対このカテゴリ忘れてただろ…
今回紹介する話はこの本に載っていますので、ぜひ読んでみてください!
300円くらいでアマゾンに売ってましたので、お求めやすいかと思います!
(ちなみに著者は1000円くらいで買いました。)
300円とは思えない内容で、一生役に立つ知識です!
ビジネスは科学だ
ビジネスって聞くと、何を思い浮かべますか?
なんか「いかにものを売るか?」みたいな感じ!
コミュニケーション能力が高い人が成功してるイメージがある!
はい。確かにそうですね。
しかし、日本マクドナルドの経営者である藤田田さんはビジネスこそ科学であり、分析は必要不可欠だとおっしゃっています。
え?そうなの?
少し藤田田さんの分析方法を解説していきます。
重回帰法を用いた分析
先生!ちょっとトイレ行ってきm…
ちょまてゴラァァァ!
多分私にはこれ理解できません。
ふっ兄さんの出番ってわけか…
ニワトリなんだよなぁ…
重回帰分析とは、ある結果(目的変数)を説明・予測するために、2つ以上の関係がある変数(説明変数)を使い数式化する統計手法のことだ。
つまり、いくつもの要因から、大体の数値を推定しよう!って言ったものだ!
…?
そうだなぁ…
例えばラーメン屋を経営したいと思ったら、まず何を考える?
美味しいスープが作れるかどうか!
確かにそれも考えなければならんな。
だがまず考えるのは、見込み客がどれくらいいるか。つまり、そこにラーメン屋を出して利益が得られるのかを考える必要がある。
そんなの出してみなきゃわからないんじゃない?
これまでは「ここら辺が売れるんじゃないか」や「東京だからどこでも売れるはず」など数値を出さずに勘に頼るほかなかったんだ。
そこで、重回帰法を用いることで、大体の売り上げを理論的に求められるということだ。
確かに、勘でビジネスを始めるのはリスクが大きすぎる気がするよ。
ラーメン屋の場合はどんな要素を考えるの?
まずラーメン屋を作ろうと思ったら、その周辺に住んでいる人口や最寄りの駅の乗降者数、回転率などから売り上げを予測する必要がある。
さらにラーメン屋の需要はどの性別のどこの年代に高いのかを調べ、最も高い層が住んでいる500m圏内にラーメン屋を経営すれば、いいと思わないか?
確かに!やっぱり需要が高いのはサラリーマンとか学生かな?
その通りだ!だったら学校や企業が並ぶ場所で経営すれば、一定の顧客は確保できる。
失敗から学ぶ
でもさぁ売上を求めるために、どんな要素を考えればいいのかは予想できなくない?
結局勘になっちゃいそう。
そこが難しいところでもあるんだ。
他のラーメン屋を見て、なぜ人気なのか?
人気でないラーメン屋にはどんな要素の差があるのかなどを考えていく必要がある。
チェーン店だったらある程度予測はできるけど、初めてのお店だと難しいよね。
そうだな。やはり、ある程度予測な部分は出てきてしまう。
ただ絶対に関係するような要素は存在するはずなんだ。
例えば、人口や性別などの大きな要素はある程度は予測できる。
ラーメンの味や値段が売上にどう関係するかはその都度考え、より正確なものにしていけばいい。
実際に、藤田田さんも予想を外したことはある。
えっそうなの?
1985年に「つくば科学万博」での新店舗の売上を予測していたんだ。
4つの店舗を出店したのだが、藤田田さんはメインゲートの近くの店が一番売り上げが伸びると予想していたんだ。
確かに一番人の流れも多そうだし、普通はそこに設置するよね!
しかし、予想は大きくはずれ、メインゲートでの売上は予想を下回り、メインゲートから離れた場所で、予想の2倍もの利益が出たんだ。
え!なんで??
その地点はバスが停車する場所でもあり、集団客の集合場所にもなっていたんだ。
さらに、帰りとなるとお腹も空き、お金も気にしなくていい。
そこでお金を使う人が増え、予想を大きく上回る売り上げが出てしまったんだ。
なるほど…
確かに入ってすぐにご飯を食べる人はいないからなぁ…
さらに、人気のスポットの付近での売上はもちろん高かった。
しかし、予め人気の場所なんてわからない。
ある程度仕方ない要素もあることを理解し、大きな誤差が出た場合にはその原因を考えることの方が重要なんだ。
最初から100%を目指そうとしても難しいってことだね!
あらかじめ数値で予想を立てていれば、どこの要素が大きく関係したのかとかも考えられそう!
その通りだ!勘でやっていると、何が原因だったのかわからなくなってしまう。
原因を考え、どの要素が大きく関係しているのかを考えれば、より正確な値が出せるようになる。
もし何が関係するかわからなかったら、アンケートとかをしてみようかなぁ。
それも良い手だな!
回転率なのか?量なのか?
原因を探すことが大事なんだ。
アメリカの一部で商売しているつもりでやれ
藤田田さんは、21世紀にどのようなビジネスが生き残るかを考えたときに、まず固定していた椅子を動く椅子にした。
なんで?
なぜ固定した椅子が用いられていたかというと、回転率を上げるためだった。
店内にいる時間を短くするためには、リラックスさせない必要があった。
確かになぁ。回転率って売上に対しても重要な要素な気がするし…
しかし、アメリカで経営している場合はどうだろうか?
アメリカ人はホテルより旅館を好み始めている。それは部屋を出る際にわざわざ着替える必要がないからだ。
アメリカ人はリラックスできる環境を求め始めていた。
なるほど…
アメリカでのビジネスを考えるのか…
そうだ。さらに、椅子の高さも45cmとした。日本人に合わせるのなら、42cmであるのにも関わらずだ。
あくまで21世紀の日本人に合わせた設計にしたんだ。
今のアメリカに合わせるということは、未来の日本に合わせるということなんだね!
その通りだ!日本が進んでいないとは言わないが、日本がアメリカを追いかけている事実は変わらない。
だからこそアメリカでビジネスをするつもりでやるべきなんだ。
まとめ
どうでしたか?
今回は科学的なビジネスということで少し違った視点からビジネスを考えてみました。
成功する確率を理論的に求めるっていうのが、さすがだなぁって感じた!
確かにそうですよね。
これだけ複雑化した社会の中では、勘だけでビジネスをするのは不可能です。
みなさんも科学的なビジネスをしましょう!
藤田田さんの本にはその他のビジネスの視点なども載っているので、ぜひ読んでください!
コメント