このサイトを見にきているということは、かなり金融リテラシーが高いといっても間違いありません。
なぜなら、まだまだ日本は投資を始めている人さえも少ないからです。
そして、投資を始めたうえで、投資の知識やを探しているということは、かなり経済に目を向けている方だと思います。
このサイトは、投資の知識やおすすめの商品、直近の株式市場について発信しています。
あなたはこのサイトを見続けるだけで、投資の知識を得ることができ、FIREに一歩近づくことができるでしょう。

↑気軽にポチッと
TECLとは
TECLは「Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF(Direxion Daily Technology Bull 3X Shares)」のことで、アメリカの情報技術セクターに連動するレバレッジETFです。
TECLはアップルやマイクロソフトなどに3倍のレバレッジをかけれる商品であり、今後も成長が見込めるIT関連企業のETFとあって、人気のあるETFとなっております。
基本的にTECLなどのETFは投資信託とは違い、売買のスピードが速く、短期トレード向きの商品であることは間違いありません。
もちろん買い時を間違えれば、大損をする可能性もありますし、億り人になれる可能性もあります。
こう言った商品にとって買うタイミングは非常に重要です。
そこで、今回はTECLの買い時について説明していきたいと思います。
テクニカル分析に入る前に知っておくべき二つの分析手法
テクニカル分析において、最も用いられる手法は移動平均線という分析手法です。
移動平均線
移動平均線は、ある一定期間の株価からその平均値を計算し、株価の動きを折れ線グラフで表したものです。
「テクニカル分析」では、移動平均線の動きから、今後の相場や値動きを予測できると考えられています。
株価の動きは、投資家が株の売り買いという投資行動を行った結果なので、再び同じパターンが繰り返される可能性があります。
そのため、移動平均線などのチャートを分析し、過去にも同じような値動きをしたパターンを見つけることができれば、今後の相場や値動きを予測できることになります。
よく用いられるのは、短期では25日移動平均線、中期では50日移動平均線、長期では200日移動平均線となります。
この3つの移動平均線は短期、中期、長期でのトレンドを調べるのに特に重要なので覚えておくといいでしょう。
MACD
次に、MACDという移動平均線を用いた定型的な分析手法も紹介します。
MACDとはマックディと読み、「Moving Average Convergence Divergence」の略称です。
移動平均線を使用したテクニカル指標です。テクニカルチャートで描画し、短期の移動平均線と中長期の移動平均線の動きから買いと売りのタイミングを判断します。
MACDでもちいる指標は下記の3つになります。
・MACD線 = 短期移動平均線(EMA) - 長期移動平均線(EMA)
・シグナル = MACDの単純移動平均線
・ヒストグラム = MACD線 - シグナル
今回用いるのは、短期移動平均線は12、長期は26、シグナルは9となります。
MACD線
MACD線は、短期のEMA(指数平滑移動平均)と長期のEMA(指数平滑移動平均線)がどのくらい差があるのか、変化を線で表した指標です。
EMAは、直近の終値に重きを置いた移動平均線です。
EMAを使ってMACD線を生成する事によって、トレンド転換のシグナルがより早く出やすく、直近のトレンド強弱も追いやすくなっています。
シグナル線
シグナル線はMACD線を単純平均化したものなので、MACD線よりも鈍い動きになります。
「単純平均」とは、シグナル線を期間9で出すときは、直近のMACD線の値を9つ足して単純に9で割ることです。これが、該当するシグナル線の値になります。
このとき、シグナル線は、MACD線の期間9の移動平均線なので、MACD線よりも緩やかに動くのは前述したとおりです。MACD線は短期移動平均線、シグナル線は長期移動平均線として捉えていくことがポイントです。
ゴールデンクロスとデッドクロス
ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が中長期の移動平均線を下から上にクロスすることで、買いのサイン、デッドクロスとは短期の線が長期の線を上から下へクロスすることで売りのサインと言われています。
MACD線とシグナル線がゼロラインをクロスするときと比べて、MACD線とシグナル線がクロスする方が早い段階でトレンド転換を示します。
この特性を活かして、MACD線がシグナルを下から上に突き抜けるゴールデンクロスや、上から下に突き抜けるデッドクロスは、単純移動平均線が作るゴールデンクロスやデッドクロスより早く出現するので、売り・買いの判断を一足早く行うことができます。
TECLの週足チャート分析

上の図がTECLの週足チャートとなります。
この図ではオレンジ色の線が25日移動平均線、紫色が50日移動平均線、黄緑色が200日移動平均線となります。
週足チャートの下にあるのは、MACD線とシグナル線を表したもので、紫色がMACD線で黄色がシグナル線になります。
正確にはMACDは日足で用いることが多いのですが、私は週足で大きくトレンドを知るためにMACDを用いています。
しかし、週足だと動きがマイルドになり、MACD線とシグナル線のクロスの回数が少なくなってしまうので、日々売買をする人は日足で見た方がいいと思います。
この図を見るとわかるように、直近の値動きは50日移動平均線を超えれず、下の200日移動平均線へ向かっていくことがわかります。
このままいくと200日移動平均線である32ドルまで下落し、反発をする可能性が非常に高くなってきています。
下の図を見るとわかるように、MACD線、シグナル線がともにマイナスになっており、ゴールデンクロスが生じていないことから、まだ買い時ではないと言えるでしょう。
TECLの日足チャート分析

上の図が日足のTECLのチャートとそのMACDになります。
わかりやすいように、買いシグナルを赤矢印、売りシグナルを青矢印で書きました。
この図を見ると3/16に買いシグナルであるゴールデンクロスが発生し、47ドルから66ドルまで上昇し、4/7に売りシグナルであるデッドクロスが発生しています。
ここで気づいた方もいると思いますが、クロスしているからといって買い時や売り時と判断するのは危険だと思います。
それは、MACDの性質上、緩やかにクロスする場合はあまり信頼できないからです。
また、マイナス圏でのゴールデンクロスの時はトレンド変換を意味しますが、プラス圏でのゴールデンクロスは調整の終了を意味します。
私の経験上ですが、プラス圏のゴールデンクロスは長期の上昇局面では信頼できますが、TECLのようにアップダウンが激しいものでは、高根掴みになりがちです。
上昇相場でない限りは買い時と判断しない方が賢明だと思います。
まとめ
今回はTECLのテクニカル分析を行なっていきました。
分析上、TECLは買い時とは言えないでしょう。
今後もいろいろなETFや株のテクニカル分析を行なっていきたいと思います。

↑気軽にポチッと
コメント