【WEBL】最高値から89%減 WEBLは買い時なのか?将来性は? | 経済・投資編 #81

令和の教科書
スポンサーリンク

WEBLは最高値から最大89%も暴落しており、最安値を更新し続けています。

一時は97ドルまで上昇し、このまま永遠に右肩上がりとまでいわれており、90ドル台で買い向かった人も多いと思います。

しかし、今年に入ってからはインフレ懸念からの金融引き締め加速への不安により、米国株式市場全体が低迷しています。

特に、ハイテク株に至っては壊滅的な打撃を受けており、GAFAMは軒並み年初来から20%の暴落をしているなど厳しい状況が続いています。

今回は、WEBLの買い時は訪れるのか?WEBLの将来性について考察していきます。

この記事でこれがわかる!
  • WEBLについて
  • WEBLの将来性と買い時

WEBLとは?

男の無料写真

WEBLの正式名称は「Direxion デイリー・ダウ・ジョーンズ・インターネット・ブル3倍ETF」であり、ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数に3倍のレバレッジをかけたETFとなります。

ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数とは?
  • インターネット業界の大型かつ最も活発に売買されている米国企業を代表する銘柄で構成されている。
  • インターネットコマース関連から15銘柄、インターネットサービス関連から25銘柄、計40銘柄

つまり、コロナ以降大きく業績を伸ばしたインターネット企業に一括投資ができる指数となっております。

ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数の構成銘柄

ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数の構成対象銘柄は下記条件を満たすもののみです。

ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数構成条件
  • NYSE、NYSEMKTまたはNASDAQにて上場していること
  • 売上・収益の大半をインターネット事業が占める企業
  • 上場してから3か月以上の実績を有する企業
  • 浮動株調整済時価総額の3か月平均が1億米ドル以上ある企業

組み入れ条件からもわかるように、主にインターネットからの収益を上げている企業に特化しています。

主な構成銘柄はAmazonやMeta,Googleなどをはじめとしたインターネット企業です。

全ての構成銘柄を知りたい方は下記から参照ください

構成銘柄はこちら

ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数の特徴

ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数の大きな特徴は一銘柄あたりの組入比率上限は10%で、組入比率4.5%以上の銘柄の合計の上限は45%です。

つまり、Amazon,Googleなどで8割を占めるということはなく、全ての銘柄に均等に配分するようになっています。

これが最大のメリットでもあり、デメリットでもあります。

なぜなら、大型株の成長を大きく受けたくても上限が10%できまっているため、成長性を重視した偏った投資ができないことです。

しかし、AmazonやGoogleが倒産して(ないと思いますが)いきなり大幅減少ということもないので、リスク分散という面ではメリットになります。

このように、WEBLは今後も成長の期待できるインターネット企業に投資ができるとあって大人気の投資先になってます。

ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数(FDN)の株価

WEBLの指数であるダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数(FDN)の値動きについてみていきましょう。

この図を見ると年初来から金融引き締めが加速することを不安材料とし、大きく暴落しています。

緑線である200日移動平均線を割り込み、さらに下落しており、次の抵抗線はコロナショック時の120ドル台になります。

ここまでさがると、完全にコロナ以降の回復と成長がなくなったということになり、厳しい展開になります。

RSIも24と30を下回っており、市場もかなり悲観的になっていると言えるでしょう。

チキン兄さん
チキン兄さん

基本的にRSIが30を下回ると売られすぎと判断されるぞ!

WEBLの株価

WEBLは設定されたのは2019年11月7日と、レバレッジETFの中では歴史が浅い方であり、過去の実績がないので、あまり詳細な分析はできませんが、RSI,MACDをみても、最悪レベルの暴落と言えるでしょう。

なぜここまで下がったのかというと、金融引き締めの影響ももちろんありますが、ネット企業の決算ミスも要因として考えられます。

WEBLの主要銘柄の株価推移を見ていきましょう。

Meta

例えばMetaの株価を見ると、緑線の200日移動平均線が抵抗線となり、上値が重い展開が続いています。

これはFacebookのアクティブユーザー数の減少をきっかけに投資家が失望売りをしたためです。

さらに、メタバース事業への投資を行うと明言しておりますが、収益化には多大な年月と費用がかかるほか、メタバース事業で成功できるのかもわからないことが不安材料となり、コロナショック時の株価まで戻っています。

Facebook決算詳細はこちら

Amazon

Amazonも同様に決算をミスしました。

決算発表後に株価は下落し、一度100日移動平均線で反発したものの、さらに割り込み、現在は200日移動平均線を割り込んでいます。

それ以降はコロナショック時の安値1800ドルを目掛けて、現在も厳しい展開が続いています。

Amazonの決算詳細はこちら

Google

次はGoogleとなります。

Googleも同様に決算をミスしています。

ネット企業の中でも安定と言われていたGoogleの決算ミスは米国株式全体の不安材料となりました。

現在は100日移動平均線を下値抵抗線としておりますが、ここを割り込むようであれば200日移動平均線である1700ドル台まで下落することが予想されます。

Googleの決算詳細はこちら

Netflix

Netflixは過去最悪ともいわれる暴落を見せています。

Netflixは2四半期連続で決算ミスをしており、200日移動平均線を大きく下回り、2017年の12月の水準まで下落しています。

これは過去5年の成長がわずか半年で消える結果となり、グロース株の株価に大きな影響を与えました。

Netflixの決算詳細はこちら

厳しい状況が続くインターネット企業

やはり、現在インターネット企業に投資することはリスクが高いと言えます。

なぜなら、決算ミスをしている企業がほとんどであり、金利の上昇やインフレ懸念などのマイナス材料が多すぎます。

今後の収益が読めない中で積極的に投資を行うのは難しいです。

しかし、私は過度に悲観的にはなっていません。なぜなら、これらの企業はコロナ以降の金融緩和によって成長の先食いをしてきたものの、今後の成長が全く見込めないわけではありません。

現在は厳しい状況ではありますが、インターネット企業の将来を信じるのであれば、現在の株価は割安だと言えます。

私は現時点では買い増しは行いませんが、AmazonやGoogle、Metaなどの次の決算次第では大きく買い増そうとも考えています。

まとめ

今回はインターネット企業に3倍のレバレッジをかけて投資ができるWEBLについて紹介していきました。

しかし、レバレッジ商品はリターンと同時にリスクも最大化されてしまいますので、必ずリスク許容度の範囲内で投資を行いましょう。

レバレッジ商品のリスクについてはこちら

最後までお読みいただきありがとうございました。

にほんブログ村 投資ブログへ
↑気軽にポチッと
チキン兄さん
チキン兄さん

チキン兄さんのTwitterのフォローも忘れずにしてくれ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました