【歴史的暴落か】S&P500を今買うのは危険 経済見通し過去最低水準 | 令和の教科書 | 経済・投資編 #55

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世界経済への成長期待が過去最低へ

バンク・オブ・アメリカが世界経済の成長に対する楽観度が過去最低水準に落ち込んだことを発表しました。

世界経済がスタグフレーションに向かっているとの懸念は2008年8月以来の出来事です。この2008年はリーマンショックの時と同等という意味合いですから、今後の株式市場に対して悲観的になっていると言えます。

Gloom Descends

上の図は世界成長への楽観度を表すチャートになります。

このチャートは上に行けばいくほど、投資家たちは世界経済に対して楽観的であるのに対し、下に行けばいくほど悲観的であることを表します。

現在はコロナショック時よりも低い水準となっており、世界の投資家たちが経済に対して悲観的になっていることがわかります。

バンク・オブ・アメリカもこれが買いシグナルとは判断できないと発表しています。

ジョーンズトレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は「熱狂がまだ広がっている」とした上で、「企業利益と経済成長率、刺激策がピークに達するというトリプルピーク理論はまっとうであり、投資家は慎重になるべきだ。成長率と企業利益はなおプラスで推移するだろうが、そのペースは減速し、市場はそれに反応するだろう」といっています。

やはり、FRBの金融引き締めの加速やインフレへの懸念が世界経済に対しての悲観材料と言えるでしょう。

世界の投資家は現在何を1番のリスクと捉えているのか?

上の図は投資家たちが経済に対するリスクは何と考えているかを表しています。

上から世界経済のリセッション、FRBの金融引き締め、インフレ、ロシアウクライナ紛争、資産バブル、コロナウイルスとなっています。

これを見ると半数近くの投資家が世界経済のリセッション、金融引き締めに対してリスクだと認識しているとわかります。

5月のFOMCには引き続き注目が集まりますが、0.5%の利上げはほぼ確実なものになるなど、FRBはインフレ退治を優先する姿勢を崩さないように思えます。

22年末の金利は3%近くまで上昇するとの見通しも強くなってきております。

とりわけ金利が上がると企業や個人が積極的な購入を控えるようになり、経済の停滞や企業業績の低迷につながると思います。

現在の好景気は金融引き締めが加速しても大きな問題ではなく、現在の株式市場は金融引き締めを織り込んでいると考えている人もいますが、逆イールドの発生や経済情勢の悪化を踏まえると、今後も株式市場が弱気相場入りする可能性は非常に高いと思います。

直近のS&P500の週足チャート

上の図は直近のS&P500の週足チャートになります。

このチャートでは紫色が50日移動平均線、ピンク色が100日移動平均線、黄緑色が200日移動平均線となります。

これを見ると、年初来からS&P500は下落トレンド入りしており、一時反発したものの25日移動平均線が抵抗線となり、再び下落トレンド入りしました。

S&P500は金融引き締めの影響を既に織り込んでいると考える方もいますが、私はそうは思いません。

なぜなら、FRBの姿勢はあくまでもインフレ抑制を目標としており、インフレ退治のためなら経済停滞も厭わないと表明しているからです。

今もその姿勢は崩しておらず、最悪の場合S&P500は3700の水準まで下がる可能性もあると思います。

上の図はS&P500がどの水準まで2022年で下落したときにFRBの金融引き締めの姿勢が軟化するかを投資家にアンケートした結果になります。

この図を見ると、60%以上の投資家がS&P500は4000を下回ると予想しており、現在の株価はまだ割高であると考えていることがわかります。

インフレはあくまでもピークアウトしたと考える人もいますが、FRBが目標としている前年比2%という水準には大きく離れてしまっていることには変わりはありませんので、まだまだ厳しい状況は続きそうです。

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まとめ

今を買い時だと思うことは間違っているかはわかりません。

しかし、5月のFOMCを控える中で積極的に買いますことは合理的判断とは言えません。

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