報酬が人をダメにする? | 令和の教科書 | 啓発編 第5回

令和の教科書
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どうも〜チキン兄さんです!

皆さん最近はどうでしょうか?

子供にテストでいい点を取ったらお小遣いをあげるなどいったことはありませんか?

報酬をあげるば人は頑張れると思ってるあなた!ちょっとこの記事を読んでいってください!

報酬はいいものなの?

皆さんも昔こういった経験はありませんか?

「お皿洗いをしたらお小遣いあげるよ〜」

ってお母さんから言われて頑張ったことはありませんか?

お金などの報酬は人のモチベーションをあげるのに適しています。

人に報酬をあげるという目的をあげることで人は頑張れるということです。

まだよくわからない方も多いと思います。

そこでもう一つ例を挙げます。

子供がテストでいい点を取ってきました。

それまで特別に勉強しなさいなどは言ってませんでした。

そこであなたは子供を褒めたいがためにゲームを買ってあげました。

何が起こるでしょうか?

子供はただ親に褒められたかっただけかもしれません。

もしかしたら勉強が楽しかったのかもしれません。

しかし目的がたった今「ゲーム」に変わってしまいました。

これをアンダーマイン効果といいます。

アンダーマイン効果とは

アンダーマイン効果とは内発的動機に対して、外発的動機を与えることで、逆にモチベーションを下げてしまうといったものです。

???って方のために噛み砕いて説明しますね。

つまり自分からやりたい!したい!って思ったことに、外からの報酬を受け取ることで、行動の目的が報酬にすり替わってしまうということです。

ソマパズルの実験

アンダーマイン効果が発見された実験について話していきます。

アンダーマイニング効果は、心理学者エドワード・L・デシ氏らの実験で発見されました。

当時大学生の間で流行っていたソマというパズルを使って実験は行われました。

この実験は大学生を2つのグループに分け、3つのセクションに分けて行われました。

ここではそのグループをわかりやすいようにA, Bと分けます。

  • 第1セクション:両グループにソマパズルを解かせた。
  • 第2セッション:Aには無報酬でBにはパズルが解ける度に報酬を与えることを約束した。
  • 第3セクション: 両グループとも第1セクションと同じように実験が行った。

ここで各セクションが終わるたびに休憩時間を設けました。

ここでエドワード氏はソマパズルへの関心を測ったのです。

皆さんはどうなると思いますか?

少し考えてみてください

AとBには明確な差が出ました。

Aグループは休憩時間になっても、パズルを触り続けました。

しかし報酬を与えたBグループは休憩時間になると休憩をするだけになりました。

これにより、Bグループはソマパズルは報酬を得るための手段にすぎなくなってしまい、ソマパズルの楽しさを感じることは無くなったことが分かったのです。

エリザベス氏によるエンハンシング効果の実験

小学生は全員同じ教室内で、算数のテストを5日間行いました。

出す問題やテスト時間などの条件は一緒で、小学生を3つのグループ(A, B, C)に分け、前日の回答を渡す際に、それぞれ別々の言葉をかけました。

A:点数に関係なく褒める

B:点数に関係な叱る

C:何も言わない

この実験では3つとも別の変化を示しました。

それぞれ、

Aグループは成績が一番よく伸びBグループは成績が最初は伸びたが低下する日も見られCグループは成績が少しだけのびたが、その後変化は見られなかった。

という結果になり、褒めることはモチベーションを上げる方法で一番適していることが発見されたのです。

二つの実験の違い

アンダーマイン効果はモチベーションを奪うことですが、エンハンシング効果はモチベーションを増やすことです。

皆さんも報酬を与えるのではなく、褒めることを意識しましょう。

報酬は一度与えると、与え続けなければモチベーションが低下してしまうこともわかっています。

報酬は与えたら最後、与え続けなければならないということですね。

外発的動機の中でも、金銭報酬などよりも人の承認欲求の方がモチベーションを上げる上で優れていることがわかります。

まとめ

皆さんどうでしたか?

今回は実験の例を交えて解説してみました。

皆さんも人を褒めることを意識してみましょう!

罰や競争も内的要因がないと人は頑張れなくなってしまうという実験もあります!

それについてはまた今度説明していきます!

ではまた!

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