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アナリストの予想を上回るテスラ
テスラは2022年の第1四半期の収益を報告しました。
- 1株当たり純利益: 2.26ドルの予想を3.22ドルと上回りました。
- 収益:178.0億ドル予想を187.6億ドルと上回りました。
今結果を受けテスラは時間外取引で6%の上昇を見せました。
やはり、EPS(1株あたり純利益)の予想を遥かに上回る発表をしたのが大きかったと思います。
一般的にPERは「PER=株価/EPS」で表されますから、EPSが上昇することはPERの低下につながり、株価に良い影響を与えやすいのです。
とりわけ、テスラのPERは200倍を超え、かなり割高な水準でしたので、この発表はかなり好感を持たれたと思います。
自動車の売上高が87%増?モンスター企業の収益
テスラはなぜここまで収益を伸ばせたのでしょうか。
それは自動車の売上高が急上昇したことが大きな理由です。
自動車の売上高は168.6億ドルに達し、前年同期から87%増加となりました。
自動車の粗利益率は過去最高の32.9%に跳ね上がり、テスラはメインセグメントで55.4億ドルの粗利益を報告しました。
これはテスラが納入した車の数の増加と平均販売価格の上昇によって、収益の伸びが促進されたことが理由であると述べています。
今月初め、テスラは第1四半期に310,048台の車両を納入したと報告しました。モデル3およびモデルYの車両は、2022年3月31日に終了する期間の配達の95%、つまり295,324台を占めていました。
さらに、イーロンマスクは前年比60%成長(150万台販売、生産)が可能であるとも述べており、今後の成長にある程度の確信を持っているように感じました。
このペースでいくと、Q2の生産台数も同程度になると予想され、さらに収益の向上が込めると判断し、株価は上昇したものと思います。
直近のテスラのチャート
上の図がテスラの週足チャートになります。
赤枠の中を見ると、現在は黄色の50日移動平均線に反発して、上昇トレンドを維持しています。
もし仮に、50日移動平均線を割り込むようなことがあれば、紫色の100日移動平均線まで下がり、847ドルで再度抵抗線を試す展開になるでしょう。
直近の高値である1200ドルを超えるようなことがあるのであれば、テスラは一段と上昇する可能性があります。
RSIを見ても50付近を行ったり来たりと、決して買い時とは言えない状況です。
上の図がテスラの日足チャートになるのですが、真ん中のグラフのMACDに注目すると、かなり弱いゴールデンクロスがは発生していたことがわかります。
しかし、このゴールデンクロスで買えた人はかなり少数だと思います。
なぜなら、一般的にゴールデンクロスは急角度の方が信頼性があると言われており、このようなクロスでは買い迎える人は少なかったともいます。
その後すぐにデッドクロスをしていることからも、まだまだボラティリティは激しいと言えるでしょう。
テスラの今後
イーロンマスクはテスラが現在4月上旬に取り組んでいると述べた「未来的な」ロボタクシーの詳細については明らかにしませんでした。
テスラは来年ロボタクシーイベントを開催し、「2024年の量産を目指している」と述べています。
EVや自動運転がゴールではなく、さらにその先まで見据えているイーロンマスクが目指すテスラはどんなものなのか?
今後も目がはなせない企業だと思います。
まとめ
今回はテスラについて解説しました。
やはり強いですね。テスラの底力を感じます。
テスラに関しては、成長は終わったと言われつつも成長し続けている企業だと思います。
株式分割も発表されているので、分割後に少し買ってみるものいいと思います。
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