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TECLとは
TECLは「Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF(Direxion Daily Technology Bull 3X Shares)」のことで、アメリカの情報技術セクターに連動するレバレッジETFです。
TECLはアップルやマイクロソフトなどに3倍のレバレッジをかけれる商品であり、今後も成長が見込めるIT関連企業のETFとあって、人気のあるETFとなっております。
基本的にTECLなどのETFは投資信託とは違い、売買のスピードが速く、短期トレード向きの商品であることは間違いありません。
もちろん買い時を間違えれば、大損をする可能性もありますし、億り人になれる可能性もあります。
こう言った商品にとって買うタイミングは非常に重要です。
そこで、今回はTECLの買い時について説明していきたいと思います。
テクニカル分析についてはこちらで説明しています。↓
【永久保存版】投資の本を100冊以上読んだ私が選ぶ株価の分析手法 | 令和の教科書 | 経済・投資編 第45回
TECLの直近の値動き
最近のTECLの値動きは年初来から下降トレンド入りをしており、一時上昇トレンドに転換するものの50日移動平均線を上に越えれずに、そのまま100日移動平均線を目掛けて、再度下降トレンド入りをしております。
50日移動平均線を上に抜けられれば、高値である91ドルに向けて上昇トレンド入りすると思っておりましたが、アメリカのインフレ懸念や利上げ、QTといった、様々な要因が重なり、上値の重い展開が続いております。
上の図は紫色の線が50日移動平均線、ピンク色が100日移動平均線、緑色が200日移動平均線となります。
先ほども説明しましたが、50日移動平均線が上値抵抗線となっており、100日移動平均線で反発するかが直近で注目すべきことだと思います。
しかし、インフレ懸念が後退せずに、利上げのペースの加速がほぼ確実なものになっていることを考えると、しばらくは下降トレンドと考えたほうがいいと思います。
今後の値動きとしては、100日移動平均線で反発をすれば、再度50日移動平均線である63ドルをターゲットに上昇していくと思いますが、下に割り込むようであれば、そのまま200日移動平均線である32ドルまで下がる可能性があります。
とりわけ、高PER株で構成されているいるNASDAQ100指数等のテクノロジー銘柄は利上げの影響を強く受けますので、今後も厳しい展開が続くことは覚悟しておきましょう。
なぜ利上げがハイテク株にとって逆風なのか?
コロナ禍以降、政府は金融緩和を行い市場にマネーを供給することで、経済の安定を図っていました。
しかし、金融緩和の副作用の一つであるインフレが地政学リスクの上昇に伴い、本格化してきました。
そこで、FOMCはインフレを退治するために金利を上げざるを得ない状況になってしまうのです。
インフレや利上げの詳細は下記記事にて説明しております↓
【ハイテク株の終焉】2022年のハイテク株の今後と金融引き締めの影響は? | 令和の教科書 | 経済・投資編 #47
ではなぜ金利が上昇すると株価が下落してしまうのかというと、低金利の状態が続いているときは企業はお金が借りやすくなり、事業拡大に積極的になります。
そうすると売り上げや利益の上昇が見込めるので、投資家たちは将来の利益に期待をし、株価は上昇していきます。
しかし、反対に金利が上昇してしまうと、企業はお金を借りにくくなってしまいます。つまり、事業拡大に積極的に取り組めなくなってしまうということです。
こうなると、業績や利益への期待は下がり、将来価値は低下する傾向にあります。成長企業はお金を借りて、事業拡大を行い、将来利益の最大化を図っているので金利の影響は大きいと言えるでしょう。
つまり、金利が上がると企業の将来価値が下がるので、それに伴い株価も低下していくということです。
TECLは買い時なのか?
では、TECLは買い時なのかというと、50日移動平均線を上に抜けれていないことや金融引き締め等のマイナス材料が多いことを踏まえるとまだ買い時でないと思います。
下の図はTECLの日足チャートとMACDを表しておりますが、MACDを見る限りでは下降トレンド入りしたことがわかります。
4/7にデッドクロスが発生していて売りシグナルが出ていることから、現時点では買い時とは言えないと思います。
次の買い時はゴールデンクロスが発生し、上昇トレンドの転換を確認した時だと思いますが、私自身はインフレや金融引き締めの状況も考慮しつつ買い判断は行おうと思います。
しかし、長期的に見て再び上昇する可能性は十分にあると思いますので、今が絶好の買い場という考えは間違っていないと思います。
毎月積み立てている人はそのまま積み立てていき、ゴールデンクロスが発生した時にスポットで買い増していくといった手法で問題ないと思います。
まとめ
今回はTECLについて説明していきました。
直近の高値から下降トレンドが続いており、買い時だと考える方もいると思いますが、私は反発を確認してからのほうが確実で安心だと思います。
あくまでもレバレッジ商品はリターンとともにリスクも最大化されていることを理解し、投資をしていきましょう。
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