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半導体株は続落 上昇トレンド終了か
先週の相場はかなり厳しいものになりました。
景気に敏感な半導体指数に関しては、上下の値動きが激しく徐々に下降してます。
長期的に見て、半導体需要は間違い無いとは思いますが半導体には現在様々な課題を抱えていることを覚えておきましょう。
それは過剰在庫、消費者需要の減速、PC需要の減速、およびロシアの禁輸措置、中国需要の減速などが挙げられます。
インフレ圧力が高まる中では、半導体を使用するPC、家電製品、および高額商品の売れ行きは悪くなります。
半導体株は上昇トレンドに変わるきっかけを待つ展開になるでしょう。
半導体大手 エヌビディアの株価が急落
エヌビディアの株価は346ドルから195ドルと年初来から下落が続いています。
直近は上昇トレンドだったこともあり、多くの投資家が注目していましたが現在は下降トレンド入りしました。
エヌビディアに現在何が起こっているのでしょうか?
GPU価格の下落
仮想通貨のマイニング需要などの影響でメーカーの希望小売価格よりも高騰し続けていたグラフィックボードの価格は、2022年1月頃には下落に転じました。
3月末にはPCパーツメーカーのASUSが最大25%値下げを発表するなど、価格の低下が見られていました。そんなグラフィックボードの販売価格がピーク時よりも一貫して下がり続け、正常な価格に近づいていると複数のIT系メディアが報告しています。
主要なGPUメーカーであるIntel・Nvidia・AMDが3者とも2022年内に新しいグラフィックボードの発売を計画していると予想されている中で、新しいグラフィックボードの希望小売価格がこれまでの市場に合わせて大きく上がるのか、それとも徐々に衰退して下がった形になるのかは、今後の企業業績にも大きく関わってきそうです。
上の図はGPUの価格推移になりますが、現在は318%のピーク時から転落し177%と半値に近づいています。
今後も下落していくことが予想される中で、どこで価格が定着するのかに注目が集まっています。
週足分析
上の図はエヌビディアの週足チャートとなります。
エヌビディアは11月以降弱気のトレンドを形成しています。
下落トレンド初期は金融引き締めの懸念によるものでしたが、ウクライ情勢の悪化やエネルギー高、インフレ圧力の上昇に伴い、本格的な下落トレンド入りとなりました。
この図を見ると黄色線の25日移動平均線が抵抗線となり、上昇トレンドから下降トレンド入りしました。
50日移動平均線が試される展開となりましたが、そこも割り込む形となり、現在は100日移動平均線に向かって下降しています。
ここを割り込むと150ドル、130ドルまで見えてくるので、反発するかどうかに注目が集まります。
チャートを見ても、決していい形とは言えず弱気相場入りしたことがわかります。
日足,MACD,RSI
上の図は日足チャートになります。真ん中はMACD、最下部はRSIです。
これを見ると、240ドル付近で一度デッドクロスをしていることがわかります。
もはや、2021年の10月の株価の水準まで落ち込み、長期投資という観点でも厳しい展開が続いています。
RSIも32となっており、かなり売られていることがわかります。
エヌビディアの財務分析
上の表はカブタンからの引用となります。
この表を見ると、やはり売上高の成長は2021年から50%以上の推移と最高の結果となっています。
次にキャッシュフローについてみていきます。
この表を見ると、ややフリーキャッシュフローがマイナスになっていることがわかります。
これは、製造業ということもあり投資CFが高くなってしまっていることが要因であると思います。
売上高が堅調に伸びていることを考えると、拡大期にはキャッシュフローはマイナスになることも多いので過度に気にする必要はないと思います。
しかし、財務キャッシュフローもプラスが続いていることも気になりますね。
プラスが続いているということは借り入れを続けていることを意味しますから、右肩上がりの場合は問題ないですが売上が悪くなった時には気をつけた方が良さそうです。
現在の現金残高をみると、1990百万ドルと借り入れも返せるほどの余力を持っています。
このことから、エヌビディアは全体的に財務状態はかなり健全だと思います。
エヌビディアの今後
エヌビディアはコロナ需要もあり、業績を驚くべき勢いで伸ばしてきました。
しかし、直近のGPUの下落やハッキング騒動もあったことを考えるとGPU業界には不安が残ります。
さらに、世界がオンラインに移行していたのもエヌビディアの業績を支えたと思います。
コロナが収まり、世界がオープンになるにつれGPUの需要は現在のままになるのか、低下していくのかといったことも懸念されます。
とはいえ、エヌビディアの業界はメタバースなどのテクノロジーの進化の追い風を受けることは間違いありません。
これらの課題にどう対応していくのかに今後も注目していきたいです。
まとめ
今回は半導体株について説明しました。
やはり景気敏感セクターということもあり、値動きがかなり激しいと思います。
直近のチャートも弱気トレンドを形成していることを考えると、短期的にみて本格的に下落トレンド入りの可能性は高そうです。
皆さんも半導体セクターを持つ際は短期の値動きに惑わされずに企業一つ一つを見た方が良さそうです。
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