ジャイアンがいい人に見える理由を心理学の視点で考えてみた | 令和の教科書 | 啓発編 第7回

令和の教科書
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どうも〜チキン兄さんです!

映画でジャイアンが妙にいいやつに見えたことはありませんか?

今回はその理由について、心理学の視点で解説していきたいと思います。

認知的不協和理論

心理学における認知的不協和とは、行動や考えの矛盾によって生じる不快感のことです。

例えば、お酒が好きな人が「お酒は体に悪いよ」と言われた時に、お酒を飲むことが好きな自分とお酒が体に悪いことの間に矛盾が生じます。

そこでその矛盾を解決するためにお酒は体にいいことお酒を我慢してストレスを溜める方が良くない。など自分に都合の良い理由をつけて正当化しようとします。

この現象こそが認知的不協和の影響なのです。

認知的不協和理論 vs 映画ジャイアン

映画ジャイアンについて、認知的不協和理論に基づいて考えてみます。

アニメのジャイアンはとてもではないですが、良いやつとは言えません。

そこで映画ジャイアンはなぜか悪いことをしません。

そこで自分の中で矛盾が生じます。その矛盾を正当化するために、納得できる理由を作り出します。

それこそが、ジャイアンはめちゃくちゃ良いやつなんだと思ってしまう理由です。

ジャイアンが悪いやつなら、映画版でも悪いやつなはずです。なのに悪いことをしないのは我々にとって不快なことなのです。

ジャイアンは悪いやつなはずがない。絶対いいやつと思い込むことで、映画ジャイアンが誕生します。

コントラストの原理

コントラストの原理とは2番目に提示されるものが、最初に提示されるものと大きく異なる場合、それが実際以上に、最初のものと異なって見えてしまう心理的傾向ことです。

つまり10kgのダンベルを15kgを持った後と5kgを持った後では同じ重さなはずなのに、15kgを持った後は軽く感じるのに対し、5kgを持った後では重く感じるということです。

コントラストの原理 vs 映画ジャイアン

これを映画ジャイアンに当てはめてみましょう。

これは最初に最悪なジャイアンを視聴者に与えているのです。

その後に、普通にいいやつな映画ジャイアンを提示することによって、この二つの差は実際より大きく感じてしまいます。

これにより、視聴者に実際は普通のことをしているだけなのにとてもいいやつに見えてしまうという現象が起こります。

これにより映画ジャイアンが誕生します。

まとめ

どうでしたか?

今回は映画ジャイアンについて心理的側面で考察してみました。

皆さんもこの知識を持って映画ジャイアンに立ち向かいましょう!

最後に

お兄ちゃんのことは嫌いになってもかまわない!けど漫画だけは嫌いになるな!!

妹・ジャイ子に対するセリフ。漫画家になろうと必死に努力をするジャイ子。妹の将来の夢を誰よりも応援しているのがジャイアンです。妹の夢のためなら、自分が嫌われてもかまわないなんて…

うーん。やっぱジャイアンはいいやつかな?笑

またこのような記事も書いていきたいと思います!

ではまた!

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